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2021.11.01(更新日:2024.03.04)

サブスク/SaaS 値上げのための重要論点

サブスク/SaaS 値上げのための重要論点
サブスク/SaaS 値上げのための重要論点
SaaS・サブスク
#SaaS・サブスク
#価格戦略

2021年10月28日、サブスク、SaaS領域におけるプライシングをテーマに、価格を決める際に考えるべき観点や実際のユースケースについて、プライシングの成功企業、失敗企業を元に解説するオンラインセミナーが開催された。

本セミナーには、プライシングコンサルティングおよびプロダクト開発を通じて、顧客の価格成功を支援してきた経験を持ち、現在プライシングスタジオ取締役COOを務めている相関集氏が登壇した。

前回開催されたプライシングセミナーの記事はこちら

プライシングの実例

本セミナーでは、Netflixの成功事例、米国のスタートアップを失敗事例として紹介した。

 

また、成功している企業では、年単位の定期的なプライシングが売上成長に貢献したとし、失敗している企業のうち15%が「価格と費用」が理由で失敗していると解説。

 

サブスクリプションによって変わったこと

旧来のビジネスモデルからサブスクリプションに変わったことで、企業が売るものは「モノ」から「サービス」に移行した。それによって、価格も単一から複雑になったとしている。

 

また、サービスに移行したことで、顧客への提供に並行し、そのバックによってサービスのアップデートが行えるのも、サブスクリプションによる変化である。

加えて、そのサービスの価値に見合った価格に変動させていくことが必要だと相関氏は語る。

 

プライシングにおいて考える論点

プライシングの検討の2レイヤー

相関氏はプライシングを検討するのに、「プライシング戦略」と「プライシング実行」の2つのレイヤーがあると述べた。

中でもプライシング実行観点の検討が特に重要であるとし、目的や、値上げをする際の段階などについて細かく解説した。

 

値上げにおけるリスク

プライシングを行うにあたり、想定されるリスクとして、新規・既存顧客の双方に対する影響や、社内の各部署からの反発が予想される。

セミナー内ではこうしたリスクを最小化していくための方法や要点が解説された。

ユースケース

相関氏は、本セミナーのまとめとして、価格変更を実行するためには、「リアルな計画に落とすこと」が重要だと述べた。

セミナー内では実際の計画を例にとり、価格変更の際のスケジュール感や、進め方について事細かに解説した。

価格体系の検討から調査まで行えるPricing Sprint

Pricing Sprintは、戦略部分から、実行部分まで、プロフェッショナルなコンサルがつき、SaaS、サブスクの価格改訂のために開発された専門ツールの2つを持っているサービスです。

価格体系の確定から価格の検証、分析、妥当性の検証を行い、価格改定の実行、運用を支援させていただいております。

 

まとめ

皆様のサブスクリプション事業が価格によって、より加速することを願っております。価格についてのご相談はお気軽にプライシングスタジオまでよろしくお願いします。

 

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Yoshihiro Takahashi

高橋 嘉尋

プライシングスタジオ株式会社

代表取締役CEO

プライシングスタジオ株式会社代表取締役 CEO。2019年、慶應義塾大学総合政策学部在学中に価格1%が企業の営業利益を約20%の改善につながるということを知り、その影響力に魅力を感じ、当社を設立。プライシングスタジオは設立以来、30以上の業界、100以上のサービスの値付けを支援している。著書に「値決めの教科書 勘と経験に頼らないプライシングの新常識」(日経BP)。「日経トップリーダー・ビジネス」にて「値決めの科学」、「ダイヤモンドオンライン」にて「価格戦略のプロが見た「あの値付け」」を連載中。「日経COMEMO」キーオピニオンリーダー。そのほか、テレビ東京「WBS(ワールドビジネスサテライト)」、ABEMA「ABEMA Prime」、NewsPicks「メイクマネー」など多数メディアに出演。2023年Forbesによる「アジアを代表する30才未満の30人」に部門で選出される。

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本セミナーには、プライシングコンサルティングおよびプロダクト開発を通じて、顧客の価格成功を支援してきた経験を持ち、現在プライシングスタジオ取締役COOを務めている相関集氏が登壇した。

前回開催されたプライシングセミナーの記事はこちら

プライシングの実例

本セミナーでは、Netflixの成功事例、米国のスタートアップを失敗事例として紹介した。

 

また、成功している企業では、年単位の定期的なプライシングが売上成長に貢献したとし、失敗している企業のうち15%が「価格と費用」が理由で失敗していると解説。

 

サブスクリプションによって変わったこと

旧来のビジネスモデルからサブスクリプションに変わったことで、企業が売るものは「モノ」から「サービス」に移行した。それによって、価格も単一から複雑になったとしている。

 

また、サービスに移行したことで、顧客への提供に並行し、そのバックによってサービスのアップデートが行えるのも、サブスクリプションによる変化である。

加えて、そのサービスの価値に見合った価格に変動させていくことが必要だと相関氏は語る。

 

プライシングにおいて考える論点

プライシングの検討の2レイヤー

相関氏はプライシングを検討するのに、「プライシング戦略」と「プライシング実行」の2つのレイヤーがあると述べた。

中でもプライシング実行観点の検討が特に重要であるとし、目的や、値上げをする際の段階などについて細かく解説した。

 

値上げにおけるリスク

プライシングを行うにあたり、想定されるリスクとして、新規・既存顧客の双方に対する影響や、社内の各部署からの反発が予想される。

セミナー内ではこうしたリスクを最小化していくための方法や要点が解説された。

ユースケース

相関氏は、本セミナーのまとめとして、価格変更を実行するためには、「リアルな計画に落とすこと」が重要だと述べた。

セミナー内では実際の計画を例にとり、価格変更の際のスケジュール感や、進め方について事細かに解説した。

価格体系の検討から調査まで行えるPricing Sprint

Pricing Sprintは、戦略部分から、実行部分まで、プロフェッショナルなコンサルがつき、SaaS、サブスクの価格改訂のために開発された専門ツールの2つを持っているサービスです。

価格体系の確定から価格の検証、分析、妥当性の検証を行い、価格改定の実行、運用を支援させていただいております。

 

まとめ

皆様のサブスクリプション事業が価格によって、より加速することを願っております。価格についてのご相談はお気軽にプライシングスタジオまでよろしくお願いします。

 

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高橋 嘉尋

プライシングスタジオ株式会社

代表取締役CEO

プライシングスタジオ株式会社代表取締役 CEO。2019年、慶應義塾大学総合政策学部在学中に価格1%が企業の営業利益を約20%の改善につながるということを知り、その影響力に魅力を感じ、当社を設立。プライシングスタジオは設立以来、30以上の業界、100以上のサービスの値付けを支援している。著書に「値決めの教科書 勘と経験に頼らないプライシングの新常識」(日経BP)。「日経トップリーダー・ビジネス」にて「値決めの科学」、「ダイヤモンドオンライン」にて「価格戦略のプロが見た「あの値付け」」を連載中。「日経COMEMO」キーオピニオンリーダー。そのほか、テレビ東京「WBS(ワールドビジネスサテライト)」、ABEMA「ABEMA Prime」、NewsPicks「メイクマネー」など多数メディアに出演。2023年Forbesによる「アジアを代表する30才未満の30人」に部門で選出される。

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