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サブスクリプションにおける4つのビジネスモデル

2021/01/20 (更新日:2022/03/15)

サブスクリプションには、定期購入型モデル・頒布会(はんぷかい)モデル・利用権利型モデル・レコメンドモデルという4つのビジネスモデルがあります。この記事では、それぞれのモデルのメリット・代表例、また複数のモデルを組み合わせた事例を紹介します。


プライシングスプリント

サブスクリプションとは

サブスクリプションとは、定額制で利用者に継続的に料金を支払ってもらい、商品・サービスを提供することです。

定額制ビジネスは歴史的に古く、従来は雑誌や新聞の定期購読などがありました。しかし、近年ではインターネットやITの進化や物流の進歩により、様々なサブスクリプションモデルが存在するようになりました。

サブスクリプションの4つのビジネスモデル

サブスクリプションの4つのビジネスモデルを紹介します。

定期購入型モデル

定期購入型モデルとは、顧客に対して特定の製品を販売するビジネスモデルです。扱われる商品は、飲料水やサプリメントなど、日常的に使用する商品になります。

例として、Amazonの定期お得便があります。Amazonの定期お得便は、洗剤や飲料水、カミソリの替刃など日常的に利用する商品の定期購入が可能です。全20カテゴリーの中から好きな商品の定期購入ができ、配送頻度や数量も「1ヶ月に1回」や「2ヶ月に3セット」など選択することができます。

定期購入型モデルのメリットとして、在庫商品の消費や売上に関する計画が立てやすいことがあります。定期的に買い足すのがめんどくさいという顧客の感じる課題に対して、定期的に配送するという手法を取ることで、在庫商品の消費や売上に関する目標を計画的に設定しやすくなります。

頒布会(はんぷかい)モデル

頒布会モデルとは、企業側が予めコース設定を行い、毎回異なる商材を販売するビジネスモデルです。扱われる商品は、日常的に利用するけれど、種類が多様な商品である、食品・酒などの飲料系、化粧品、雑貨などがあります。

例として、フランス発のMy Little Boxがあげられます。My Little Boxは、毎月コスメやメイクアップの詰め合わせが届くサービスです。専門家が厳選した商品であるということから信頼の高いサービスになっており、忙しい人や化粧品のサンプルを試したいという人が多く利用しています。

頒布会モデルを利用する顧客は、多種多様な商品の中から自分に合うものが選べないという人や新しい商品を試せる楽しみを求めている人が多いです。

そのため、頒布会モデルのメリットは、顧客側から商品の選択を任せてもらえるため、一般的なEコマースよりも在庫管理が容易になり、高い利益率を確保できることがあげられます。

利用権利型モデル(使い放題型モデル)

利用権利型モデルとは、企業がサービスやコンテンツの利用権利を顧客に貸与するビジネスモデルです。主に、ソフトフェアやデジタルコンテンツ、レンタルなどの、時間や金額に制限がかけられるものや場所になります。

例として、電子本の読み放題サービス「dマガジン」があります。月額400円を支払えば、dマガジンに掲載されている全ての本が読み放題になります。漫画からビジネス書まで幅広いジャンルの電子書籍が掲載されているため、幅広い層からの人気を得ています。他にもSpotify やLINE Musicなどもこのモデルです。

利用権利型モデルのメリットとして、リピーターを獲得しやすくなることがあげられます。会員登録した顧客でなければ、利用できないという条件を提示することや会員登録すれば、サービスが使い放題になるという手法を取ることによって、顧客は優遇されていると感じ、最大限にサービスを利用しようという消費者心理が働きます。その結果、顧客は利用できる権利に対しての満足感を得られ、リピーターの獲得につながります。

レコメンドモデル

レコメンドモデルとは、専門家や莫大な顧客データから顧客1人1人の好みや状況に合わせて商品を提供するビジネスモデルです。扱われる商品は、人によって好みが分かれやすい、ファッション・ヘルスケア・食品・デジタルコンテンツなどがあります。

例として、フィットネスアプリ「FiNC」があります。FiNCは、人工知能を搭載したパーソナルトレーナーが毎日の体重や睡眠、運動データを分析し、それをもとに顧客1人1人に合った美容や健康メニューを提案するサービスです。スマホのアプリで気軽に利用できる点や、個別の的確なアドバイスをもらえるという点で幅広い層から支持されています。

FiNCではAIを利用しており、レコメンドモデルはITやインターネットなどのデジタルコンテンツとの相性が良いビジネスモデルです。

レコメンドモデルのメリットとして、顧客からの信頼を得られることがあります。診断チャートや行動データなどをもとに、顧客の好みを効率的に集計し、専門家がその情報と自らの知見をいかして顧客にとって最適な商材やプログラムを選ぶという手順を踏んだ上で顧客にサービスを提供しています。

このような手順があることで、多種多様な選択肢かつ、正解がない分野においても、顧客にとって満足できる結果を導き出すことが可能です。

サブスクリプションのビジネスモデルの事例

サブスクリプションの4つのビジネスモデルは、それぞれで独立しているわけではなく、4つのモデルが交わりながら機能しているものも多く見受けられます。その中から、oisixとair Closetの2つのビジネスモデルを例に見ていきましょう。

oisix

oisixは、頒布会型を軸に他の3つのモデルを交えたサービスを展開しています。

oisixが提供しているおいしっくすくらぶでは、有機・無添加食品、ミールキットの会員制宅配サービスを主に行っており、「美味しいものセレクトコース」や「kit oisix献立コース」、「プレママ・ママコース」など用途に合わせて様々なタイプの定期宅配をおこなっています。この定期宅配の大きな特徴は、決まった食材の中で自分の食材を選ぶことができるという点です。

例えば、特定の食材にアレルギーがあるのなら、その食材の代わりに別の食材を選ぶことができます。こうすることで、「自分好みの商品が入っていない」や「当たり外れがある」という頒布会モデルのデメリットを解消しながら、さらに発展したサービスの提供を行っています。

oisixのビジネスモデルは、必要な商品を定期的に配送する定期購入型会員制のみ利用できる利用権利型・企業のコース設定のもとに定期配送する頒布会型・指定されたコースの中で自由に選ぶことができるレコメンド型と、全てのビジネスモデルを横断したサブスクリプションサービスサービスをおこなっています。

air Closet

air Closet とは、プロのスタイリストがそれぞれに合ったコーディネートを選び、配送してくれるファッションレンタルサービスです。会員として、一定額の料金を払うことで顧客の好みに合わせた「スタイルカルテ」をAIが作成してくれ、スタイリストがそれに基づいてコーディネートを選ぶという仕組みになっています。このようにair Closetでは、レコメンド型と利用権利型の2つのビジネスモデルのもとに展開されています。

まとめ

サブスクリプションモデルには、定期購入型モデル・頒布会(はんぷかい)モデル・利用権利型モデル・レコメンドモデルの4つがあります。古くから存在するサブスクリプションモデルも、ITやインターネットの発展により、多種多様なサービス形態を可能にしています。

例えば、定期購読の分野でも、紙媒体での雑誌や新聞の提供以外にオンライン上での定期購読という選択肢が追加されたり、割引だけでなくポイント加算精度を導入したりするなどがあげられます。

それだけでなく、oisixやair Closet の事例としてあげたように、4つのサブスクリプションモデルそれぞれが独立しているわけではなく、複数のモデルが組み合わさって成立しているサービスも数多く存在しています。サブスクリプションは、これからも4つのモデルの中で更に多様化していくサービスだということができるでしょう。

プライスハック監修

執筆者

高橋 嘉尋

プライシングスタジオ株式会社

代表取締役社長

これまでリクルートをはじめとする大手企業から中小企業まで数十サービスの価格決定を支援。また、公的機関、学会、雑誌などへのプライシングに関する論文提出や講演会、寄稿などを通じ、プライシングに対するノウハウを積極的に発信。慶應義塾大学在学中に起業。

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サブスクリプションとは?導入メリット・ビジネスの成功事例

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サブスクリプションは、近年拡大しているビジネスモデルです。この記事では、サブスクリプションとは何かを売り切りモデルと比較し、メリット・代表企業を紹介します。 サブスクリプションとは2 サブスクリプションのメリット2.1 顧客のメリット2.2 企業のメリット3 サブスクリプションを取り入れて作られたサービス3.1 Salesforce3.2 AWS(Amazon Web Service)3.3 air Closet3.4 タイムズカーシェア3.5 テーラードカフェ4 サブスクリプションに移行した事例4.1 Apple4.2 Adobe4.3 Microsoft5 まとめ サブスクリプションとは サブスクリプションとは、商品やサービスの使用権を定期購入するビジネスモデルです。単発的に購入してもらう「売り切りモデル」と比較されます。 売り切りモデルと比較すると、顧客との長期的な関係が築けるため、顧客データが集まりやすい、収益が安定するなどのメリットがあります。 有名なサブスクリプションの事例として、「Netflix」などの動画配信サービス、「Spotify」に代表される音楽配信サービスがあげられます。さらに近年は、お菓子やコーヒー、車などの実商品や、企業向けサービスにもサブスクリプションは適用されています。 サブスクリプションのメリット サブスクリプションのメリットを顧客視点、企業視点から解説します。 顧客のメリット サブスクリプションサービスを利用するメリットは次の3点です! ・消費の選択肢の増加 テクノロジーの発達とサブスクリプションの普及により、消費者はモノを所有・消費するという考え方だけでなく、体験を享受する「コト消費」という選択肢も持つようになりました。 契約期間内のみで「コト消費」のできるサブスクリプションは、消費者にとって合理的なビジネスモデルです。   ・コストパフォーマンスが良い 動画・音楽などのストリーミングであげられるような使い放題型のサブスクリプションサービスでは、月額料金を払うことで期間内にサービスを無制限に楽しめます。そのため、売り切りモデルの商品を都度購入するよりもコストパフォーマンスが良いです。 ・手厚いサポート サブスクリプションサービスは、顧客の継続率が非常に重要であるため、顧客の課題を積極的に解決しようとします。売り切り型ビジネスの購入後のサポートに比べて、サブスクリプションサービスでのサポートは、問題対応のスピードや手厚さが優れていることが多いです。 企業のメリット 「長期契約をねらう」サブスクリプションの特性から生まれる、サブスクリプションのメリットは次の3点です。 ・継続的な収益が見込める サブスクリプションは、顧客に定額でかつ継続的に課金してもらうことで、収益に持続性があるビジネスモデルです。そのため、一度サービスが確立すると、安定的な収益構造を構築できます。 ・顧客データやフィードバックにもとづく商品開発 サブスクリプションでは、売り切りモデルよりも、顧客との接点が多くなり、顧客データを多く得られます。そのため、顧客のニーズに沿ったサービス改善をおこなうことが可能です。 ・新規顧客を獲得しやすい サブスクリプションは、売り切りモデルと比較して、導入時のコストを安くすることが可能です。そのため、顧客は気軽に導入でき、新規顧客の獲得につながります。 サブスクリプションを取り入れて作られたサービス サブスクリプションモデルを導入し、開始したサービスを紹介します。 Salesforce Salesforceは、クラウド型のビジネスアプリケーションで、顧客管理(CRM)を中心に、目的に合わせて複数の製品を組み合わせて使えるプラットフォームです。 CEOのベニオフ氏は売り切りモデルのソフトウェアを販売していたオラクルで、「このサービスをオンデマンド(ソフトウェアを内製化するのではなく、外部のソフトウェアを好きな時に利用できる仕組み)化できないか」と考えて、SaaSとして、Salesforceを販売し始めました。 そのため、SalesforceのSaaSにおけるサブスクリプションモデルは、その後のソフトウェア事業のスタンダードになっていきました。 AWS(Amazon Web Service) AWS(Amazon Web Service)は、従量課金モデルのサブスクリプションを採用しているサービスです。 IaaS(Infrastructure as a Service)と呼ばれる、企業向けにオンラインインフラを提供するサービスなのですが、その特徴として、サービス提供開始当初から従量課金モデルで展開していることがあげられます。 安く始めることができ、利用拡大したら課金し、使わなくなったら課金しない従量課金により、AWSはインフラとしてさまざまな企業や個人に利用されるようになりました。 air Closet air Closetは2015年に開始された洋服レンタルサービスです。月額定額課金で、洋服レンタルに加えてプロのスタイリストのコーディネート提案を受けることができます。 また、サブスクリプションのメリットである「顧客データやフィードバックにもとづく商品開発」を実践している企業でもあり、コーディネート提案に対するコメントや感想を蓄積していき、それをもとに顧客が求めるコーディネートができるように改善しています。 タイムズカーシェア タイムズカーシェアは、パーキング「Times」で有名なパーク24が手がけるカーシェアサービスです。課金モデルは、超過従量課金制モデルとなっており、月額880円を支払った上で、880円分は無料で使え、それ以上の利用は利用時間単位で支払います。 各地の駐車場などの「ステーション」から気軽に利用できることに加え、より日常の中での利用を促すという点から、既存のレンタカーとは差別化されています。 テーラードカフェ カフェ業界にも、サブスクリプションは取り入れられ始めています。2020年開店のテイラードカフェはその1つで、開店当初から、月額3,800円で1杯400円のコーヒーが飲み放題になるというサブスクリプションモデルを取り入れています。 サブスクリプションに移行した事例 売り切りモデルからサブスクリプションへと移行した代表例を3社紹介します。 Apple Appleは、2003年に発表された世界一の音楽販売プラットフォーム「iTunes」を展開していました。 サブスクリプションへの移行は、2015年に発表された「Apple Music」で行われています。Apple Musicは、音楽ストリーミングサービスで、7,000万もの曲が聴き放題です。現在は推定で前回5,600万人が利用していると言われています。 Adobe 「Photoshop」や「Illustrator」などのソフトウェアを提供するAdobeは、2011年に売り切りモデルの販売に加えて、年契約のサブスクリプションプランを開始しました。 売り切りモデルではヴァージョンをアップデートするのに数年の歳月がかかってしまうのに対し、サブスクリプションモデルを導入することで、短いスパンでのアップデートを可能にしました。 Adobeの場合は、いきなり売り切りモデルをやめてサブスクリプションにするのではなく、サブスクリプションプランをお得になるように設定し、自然に顧客をサブスクリプションモデルへと移行させることで成功しました。 Microsoft Mirosoftは、WordやPowerPointなどの誰にも馴染み深いソフトウェアを、売り切りモデルで提供していました。しかし、2011年に、サブスクリプションモデルのMicrosoft365(企業向けサービスはOffice365)を提供し始めました。 まとめ サブスクリプションは、近年拡大しており、特にオンラインサービスにおいては、中心的な課金モデルになっています。既存のサービスをサブスクリプション化させる企業もあれば、サブスクリプションモデルの事業を新しく始める企業もあります。 サブスクリプションサービスでは、バリューベースプライシングという価格戦略が有効です。価格設定・プライシングにお困りの事業者様は一度プライスハックにお問い合わせください。

サブスクリプションモデル導入のメリット3選|売上向上に効果的な価格戦略を解説

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私たちの日常にとって当たり前になりつつある、サブスクリプションモデルは、企業にとってどんなメリットがあるのでしょうか?この記事は、サブスクリプションモデルの導入のメリットを解説します。 サブスクリプションとは?定額制との違いは?リスクはある?2 サブスクリプションモデルを導入する企業のメリット2.1 継続的な収益が見込める2.2 顧客との長期的な関係が構築されることでサービス改善をしやすい2.3 新規顧客を獲得しやすい3 サブスクリプションの顧客のメリット3.1 「体験価値」を得られる3.2 コストパフォーマンスが良い3.3 手厚いサポート4 サブスクリプション型モデルのおすすめサービス事例三つ4.1 音楽配信サービス4.2 自動車レンタルサービス4.3 動画配信サービス5 まとめ サブスクリプションとは?定額制との違いは?リスクはある? サブスクリプションとは、消費者が商品やサービスの使用権を定期購入するビジネスモデルです。 サブスクリプションは定額制のうちの一つですが、新聞や雑誌の定期購読のような定額制とは少し違います。 サブスクリプションは長期的に顧客に利用してもらうことで利益が発生する仕組みであるため、従来の定額制に比べて、顧客満足をより重視したサービスとなっているのです。 サブスクリプションでは、ある程度時間が経つと従来の定額制サービスよりも利益が上がります。そのため、近年このモデルが注目されているのですが、実際に導入する際には一時的な利益の低下や、ビジネスモデル変更による社内の混乱などのリスクも存在します。 サブスクリプションモデルに関する詳しい記事はこちら。 サブスクリプションモデルを導入する企業のメリット サブスクリプションモデルを導入するメリットは多く近年注目されています。動画配信サービスのNetflixでは毎月同じ金額を支払うことで映画やアニメが見放題、というサービスを展開しています。 サブスクリプションモデルは、メリットを提示する上で、「売り切りモデル」と比較されます。売り切りモデルとは、一度商品やサービスを売ってしまえば終わりであるビジネスモデルのことです。 そんなサブスクリプションモデルは、売り切りモデルと比較して、次の3つのメリットがあります。 継続的な収益が見込める サブスクリプションモデルは、顧客に定額かつ継続的に課金してもらうため、収益に持続性があるビジネスモデルです。新規顧客を獲得しながら、既存顧客から継続的に収益を上げるため収益が安定します。 一方、売り切りモデルでは、製品の販売活動を一度購入してもらった顧客に対しても行わなければいけません。そのため、顧客に購入してもらうための広告費が継続的に必要なことと、継続的な広告を行ったとしても、再購買に至らないこともあり、売上が増加するとは限りません。 サブスクリプションモデルでは継続的な課金が見込めるため、顧客獲得ができると安定的な収益構造が構築できます。 顧客との長期的な関係が構築されることでサービス改善をしやすい 顧客との関係性をサブスクリプションモデルと売り切りモデルで比較すると、サブスクリプションモデルの方が顧客との長期的な関係の構築が可能です。 売り切りモデルでは、1度自社製品を購入した顧客に再度購入して利用をしてもらえるとは限りませんが、サブスクリプションモデルでは、継続的な利用を前提としているため、基本的に2回目の利用をしてもらえます。 そのため、サブスクリプションモデルでは、顧客との長期的な関係を構築できるため、顧客のデータやフィードバックを多く得ることができ、顧客が求める製品・サービスに改善していくことができます。 結果として、顧客ニーズに沿ったサービス改善が進んでいきます。 新規顧客を獲得しやすい サブスクリプションモデルの場合、将来的な売上を見越して価格設定するため、月あたりや年あたりの価格を安く抑えた価格設定が可能になります。 このためサブスクリプションモデルでは、1度の請求額が小さいことから、新規顧客は気軽に導入できるようになり、新規顧客に試してもらいやすくなります。 売り切りモデルでは商品購入のタイミングで全ての支払いが決まってしまうため、満足度に不安を感じた顧客が購入を避ける場合があり、これを避けられるサブスクリプションモデルは新規顧客を獲得しやすい側面があります。 サブスクリプションの顧客のメリット サブスクリプションサービスは、顧客にとってもメリットが大きいビジネスモデルです。 「体験価値」を得られる 近年、消費者のニーズが「所有」から「体験」へと移行していると言われています。このニーズの移行は、モノを所有する価値の減少だけでなく、維持費や管理費などを避けたいというトレンドの影響もあります。 一方、サブスクリプションサービスを利用する場合、商品を購入せずに、商品の利用権を購入して体験のみを行うため、管理の手間を避けながら、多様なサービスの体験が可能です。 コストパフォーマンスが良い サブスクリプションのメリットとして、売り切りモデルの商品を都度購入するよりもコストパフォーマンスが良いことがあげられます。 動画・音楽などのストリーミングであげられるようなUnlimited型のサブスクリプションサービスでは、月額料金を払うことで期間内にサービスを無制限に楽しむことができます。 一方、利用量や利用時間に応じて料金が変わる従量課金制だと、使いすぎてはいけないといった心理的負荷がかかります。 手厚いサポート サブスクリプションサービスは、顧客の継続率が非常に重要であるため、顧客の課題を解決するための手厚いサポートが用意されている場合が多いです。 問題ごとにはすぐに対応してくれるケースが多いうえ、BtoBサービスでは、明確な問題点がなくてもサービスが効果をあげられるように、伴走してもらえることもあります。 サブスクリプション型モデルのおすすめサービス事例三つ 近年、インターネットの普及により様々なサービスを、オンライン上で提供できるようになりました。また消費者はものを所有する流れから、価値を利用する流れに変わってきています。 そのため、サブスクリプションを導入する企業は近年増えており世界の時価総額トップ30の企業のうち約半分はサブスクリプションのサービスを提供しています。 次は、そんな近年注目されているサブスクリプションの成功事例について紹介します。 音楽配信サービス 音楽配信サービスで成功している例としてSpotifyが有名です。Spotifyでは毎月定額を支払うことで数千万曲の音楽が聴き放題のサービスを提供しています。 価格帯は4種類あり、家族向けのプランや学生割プランなど、様々なプランがあります。 プラン 価格 特徴 Standard 980円 1アカウントまで Duo 1,280円 2アカウントまで Family 1,580円 6アカウントまで Student(大学生学割) 480円 1アカウントまで Spotifyの一番大きな特徴として、プレイリスト機能が充実していることが挙げられます。 Spotifyには世界中の人が作った30億以上ものプレイリストがあり、シーンにあったもので選ぶことができます。また過去にユーザーが聴いた曲をAIが分析し自動的にオススメしてくれるサービスも充実しています。 自動車レンタルサービス 自動車レンタルサービスで成功している例としてタイムズアーシェアが挙げられます。 月額料金を支払うことで、24時間いつでも車を借りることができるというサービスを提供しています。 使用する際の料金は、月額料金にカード発行料1,650円(初期費用)と、利用時間に伴った金額が上乗せされるという仕組みになっています。 プラン 価格 特徴(車種) ベーシック 220円/15分 ソリオ(SUZUKI)、ノート(NISSAN)など ミドル 330円/15分 シエンタ(TOYOTA)、フリード(Honda)など プレミアム 440円/15分 セレナ(NISSAN)、MINI One CROSSOVER(BMW)など タイムズカーシェアの大きな特徴として13,000箇所のステーションを保持しており、業界1位の数となっています。また、全国すべてのステーションを利用することができる上、時間は15分単位で利用することができます。   動画配信サービス 先述しましたが、動画配信サービスで成功している例としてNetflixが挙げられます。Netflixでは毎月一定の金額を支払うことで、映画やアニメが見放題というサービスを提供しています。 料金プランは次のようになっており、三つのプランに分かれています。 プラン 価格 特徴 ベーシック 990円 1台まで、標準画質(SD) スタンダード 1,490円 2台まで、高画質 (HD) プレミアム 1,980円 4台まで、超高画質(4K) Netflixでは特に海外の映画やオリジナル作品が充実していることが挙げられます。英語字幕や英語音声に対応しており、英語の勉強としても利用することができます。また、Spotifyと同じように過去に見た作品をAIが分析し、オススメを提示してくれるというサービスも充実しています。 まとめ サブスクリプションは、これからも多くの業界で導入が加速していくでしょう。それにあたり、サブスクリプションモデルの新事業を始める方や、既存事業をサブスクリプションモデルに移行する方もいらっしゃるかと思います。 この記事では、サブスクリプションモデルの企業目線でのメリットとして、「継続的な収益が見込めること」「顧客との長期的な関係が構築されることでサービス改善をしやすい」「新規顧客を獲得しやすいこと」をあげました。 また、サブスクリプションは、企業にとってメリットがあるだけではなく、顧客にとっても高い満足度が期待できるモデルです。ぜひ、導入をご検討の際は、プライスハックにお問い合わせください。

リカーリングとは|サブスクリプションとの違い・メリット・デメリット

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近年、従来の売り切り型モデル(1度きりの単発購入)とは違うビジネスモデルが流行しています。そのうちの1つが、「リカーリング」です。 この記事では、リカーリングとはなにか、サブスクリプションとの違い、メリット・デメリットを解説します。 リカーリングとは2 リカーリングとサブスクリプションの違い3 リカーリングの代表的な事例4 リカーリングのメリット5 リカーリングのデメリット6 まとめ リカーリングとは リカーリングとは、英語で「繰り返す」という意味で、繰り返し継続した収益を目的とし、定期的に顧客に利用料金を請求できるシステムです。 定期的に顧客は支払いをするため、企業にとっては安定的な収益を得られます。 リカーリングとサブスクリプションの違い リカーリングは継続的な収益があげられるシステムであるため、サブスクリプションはリカーリングの一種です。他にも毎月や毎年の利用量に応じた従量課金制の支払いを定期的におこなうものもリカーリングになります。 一般的に「サブスクリプション=定額制」「リカーリング=従量課金制」と区別されることがありますが、この考え方は間違いです。 サブスクリプションとは?導入メリット・ビジネスの成功事例 サブスクリプションは、近年拡大しているビジネスモデルです。この記事では、サブスクリプションとは何かを売り切りモデルと比較し、メリット・代表企業を紹介します。…… リカーリングの代表的な事例 定額制ではないリカーリングの例として、電気代などの公共料金があげられます。電気代の支払いは、毎月電気を使用した量に応じた料金を電気会社に支払います。 リカーリングのメリット リカーリングのメリットとしては、顧客に継続的な支払いを促すため、収益が安定することがあげられます。 継続的な収益の安定化は、将来得ることができる利益を予測でき、事業に対してより有意義な投資をおこなうことが可能です。 顧客にとってもリカーリングは、自動的に金額が引き落とされるという手軽な請求システムのもとでサービスを利用することができるのがメリットです。毎月支払ったかどうかについて不安になったり、記憶を辿ったりする必要がなくなることは、顧客側の精神的ストレスを軽減させることにつながります。 リカーリングのデメリット リカーリングのデメリットは、顧客に請求するためのシステムを構築する難しさがあげられます。定期的な支払い請求の管理は、1回限りの製造・販売商品においての請求よりも複雑です。 顧客によって請求サイクルや金額の支払い方法、契約期間などが異なるため、顧客それぞれの情報を管理するためのツールやプロセスを構築することが求められます。また、請求方法が複雑になるにあたって、顧客に対する請求エラーが起こる可能性も考えられます。 まとめ リカーリングとは、繰り返し継続した収益を目的とし、定期的に顧客に利用料金を請求できるシステムです。定期的に顧客は支払いをするため、企業にとっては安定的な収益を得られます。 定期的な収益をあげられる点で、サブスクリプションはリカーリングの1種です。 価格・プライシングに関してお悩みの事業者様は、一度プライスハックにお問い合わせ・相談してください。