ホテルのサブスク続々 割安で長期滞在が可能に

日本ホテル 30泊20万円の新サービス

日本ホテルは23日に、新たなサブスクリプションサービス(サブスク)「PASSPORT30 ホテル定期券」の販売を開始すると発表した。

30泊20万円で、日本ホテルが展開するホテルブランド「メトロポリタンホテルズ(8施設)」「JR 東日本ホテルメッツ(24施設)」の32ホテルから、任意のホテルに泊まることができるサブスクリプション型のサービスである。

1泊ごと毎日ホテルを変えることも30泊同じホテルで滞在することもできる。

また、特典として任意のラグジュアリーホテルに期間中1泊滞在することができるほか、JRホテルメンバーズポイントを1万ポイント付与、メトロポリタンホテルズの直営レストラン20%割引券プレゼント、同伴者1名まで無料が用意されている。

100名限定で先着順で決められる。
利用期間は2021年4月1日から5月30 日のうちの30日間で,3月24日から販売開始している。

ラグジュアリーホテルである東京ステーションホテル(出典:東京ステーションホテル 公式サイト)

ロイヤルパークホテル 2つの長期滞在プラン

ロイヤルパークホテルは15日に、企業向け定額制宿泊プランと、個人向け長期滞在プランを発売すると発表した。両プランとも4月1日からサービス開始予定だ。

企業向けプラン「UP TO」シリーズ

テレワークやワ―ケーションなど新たな働き方や休暇の過ごし方を模索する企業のサポートを目的としている。
10室、20室、30室の利用上限の中で、1か月間客室を提供するというプランである。
企業として部屋を借りるため、社員が入れ替わりながら利用することも可能だ。

客室タイプはスタンダードフロアのスタンダードツインもしくはダブルで部屋数あたりの利用料金は、次の通りである。

プラン名 利用できる部屋数 月額料金
UP TO 10 10部屋 30万円
UP TO 20 20部屋 50万円
UP TO 30 30部屋 80万円
スタンダードダブル(出典:ロイヤルパークホテル リリース)

個人向けプラン「Live in the HOTEL~ロングステイプラン~」

コロナ禍のテレワークなどによる新たな生活スタイルの導入や、それに伴う引越しやリフォーム需要の高まりを受けてサービス開始に至った。
セカンドオフィスや、住み替えやご自宅のリフォームなどによる仮住まいとして活用できるプランである。
滞在期間中には専用ジムを無料で利用できるほか、31連泊以上の場合はホテル最上階の「エグゼクティブラウンジ」も利用可能だ。

客室タイプはスタンダードフロアのスタンダードツインもしくはダブル。部屋数あたりの利用料金は、次の通り。

宿泊数 金額 1泊当たりの金額
10連泊 10万円 1万円
15連泊 13万5,000円 9,000円
20連泊 14万6,000円 7,300円
30連泊 15万6,000円 5,200円
40連泊 20万6,000円 5,150円

ホテル業界とダイナミックプライシング

ホテル業界は、ダイナミックプライシングがかなり早くに導入された業界である。
ダイナミックプライシングとは、「高頻度で商品価格を変更させる仕組み」で、商品の需給に合わせて価格を変更させて適正価格で売ることに活用されている。

実は1980年代後半からアメリカでは、ホテルのダイナミックプライシングは価格変更の担当者により行われてきた。
しかし当時は、担当者の経験と勘に頼って需要を予測して、収益を高められるように価格を変動させていた。
それを近年では、自動化や機械学習をもとにした需要予測を用いて、ダイナミックプライシングが行われるようになっている。

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高橋 嘉尋

CEO at プライシングスタジオ株式会社

プライシング専門メディア「プライスハック」を監修するなど、プライシングに関する専門知識が豊富。プライシングスタジオの全案件にて、クライアント企業の価格課題分析 及び プライシングのアドバイザリー業務を担当。コンサルティング経験としては、飲食業界のプライシングに関する長期プロジェクトに参画し、売上改善を達成。