アクセス解析ツール業界の料金体系比較まとめ調査・価格設定の考察

この記事では、アクセス解析ツール業界における各社の価格調査および価格設定に関する考察をおこないます。

アクセス解析ツールとは

アクセス解析ツールとは、Webサイトを訪れるユーザーの経路やページの閲覧数を分析し、Webサイトの改善に役立てることができるサポートツールです。サイトへのアクセスデータや、サイト内での行動データを解析し、訪れるユーザーの属性や、興味を持たれるコンテンツ、ユーザーの離脱タイミングなどを把握できます。

アクセス解析ツールは、ユーザーの行動解析から、ページごとのアクセス情報の解析など、サービスによって様々な機能を持ちます。

機能 概要
訪問者分析 Webサイトの訪問者の属性を分析
トラフィック分析 訪問者がどのように流入したかを分析
行動分析 訪問者がWEBサイトでどのように行動したかを分析

アクセス解析ツールの価格・料金体系の概要

アクセス解析ツールは、月額課金が一般的で、主に「単一価格モデル」「複数パッケージ価格モデル」「アクセス数に応じた従量課金モデル」といった3つの価格体系が設定されています。

また、アクセス解析ツールはほとんどのサービスでフリーミアムが設定されています。

一部のサービスでは設定費用として初期費用を設定している場合がありますが、アクセス解析ツール業界では一般的ではありません。

有料のアクセス解析ツールと似た料金体系を採用している業界としては、採用管理システムがあげられます。

アクセス解析ツールの価格体系比較

サービス名 月額料金 価格体系 初期費用
Google Analytics 0円 フリーミアム
アクセス解析研究所 0円 フリーミアム
FC2アクセス解析 0円 フリーミアム(※1)
忍者アクセス解析 315円 単一価格
フリーミアム
1,290円
ptengine 14,800円(※2) 複数価格
フリーミアム
SiteTracker 414,000円(※2) 複数価格
i2i.jp PC:1PV=0.001円
SP:1PV=0.005円
従量課金制
フリーミアム

(調査日:2020年12月17日)

※1:広告表示の必要あり
※2:アクセス数の上限により、プランが区分される

課金後、主に何ができるようになるのか

有料のアクセス解析ツールは、月額料金及び従量課金を支払い始めることでそのプラン・使用量に応じたアクセス数の解析が可能になります。

フリーミアムについて

Google AnalyticsやFC2アクセス解析は完全無料で利用可能です。顧客が、これらのアクセス解析ツールを提供しているGoogle、FC2が提供している広告へ遷移しやすいように完全無料で提供していると考えられます。このように無料でよく使われるツールが強い市場のため、導入段階での足切りを避けるための工夫は必要です。その1つとして、フリーミアムは有効でしょう。

一部サービスに初期費用が設定されている理由

一部のサービスでは設定費として初期費用を設定しています。一般的に初期費用はシステムを導入しても活用できなかった場合にも売上が回収できるように設定されています。

アクセス解析ツールの価格体系に関する考察

初期費用は非推奨

アクセス解析ツール業界で初期費用の設定は通例的ではありませんし、無料で利用可能なツールが強すぎます。初期費用があることで、導入検討時にユーザーが割高に感じ足切りする可能性を高めるため、収益性を改善するには初期費用を設定するよりは月額料金を値上げすることを推奨します。

フリーミアムを推奨

有料で提供しているアクセス解析ツールは、フリーミアムが推奨されます。業界最大手のGoogle Analyticsが完全に無料で利用できるため、Google Analyticsとの違いや価値を、顧客に知ってもらう必要があります。フリーミアムは最も有効的な手段といえるでしょう。

従量課金モデルか複数パッケージ価格モデルを推奨

フリーミアムから有料にプランに切り替えるタイミングで、従量課金モデルか複数パッケージ価格モデルを設定するのが最も好ましいでしょう。アクセス数に最も顧客は価値が感じやすいため、アクセス数に比例した料金プランの相性が最もいいためです。

プライシングを適正化するためには

これまで業界全体の価格体系について解説してきました。しかし、これはあくまで現在のトレンドであり、日々の変化に対応していく姿勢が大切になります。また、価格体系はあくまでプライシング戦略の表現方法です。

プライシングは、売上最大化や顧客数最大化などに最も効果的な手段です。自社のビジョンを考えた際、今何が必要なのかを適切に把握し、それに合わせた価格戦略を検討しましょう。

以下の記事を読めば、どんな価格戦略を実行すればいいかがわかると思います。それを踏まえて、価格戦略を策定し、この記事で解説した価格体系という表現方法を検討してみてください。驚くほど、数字に結びつくでしょう。

まとめ

アクセス解析ツールでは、フリーミアムと、従量課金モデルや複数パッケージ価格モデルを組み合わせて設定するのが最適でしょう。しかし、これに囚われすぎることなく、日々の変化に対応しながら、自社のビジョン達成に向けて、今何が必要なのかを適切に把握し、それに合わせた価格戦略を検討しましょう。

価格に対して、お悩みの事業者様は一度、プライスハックにお問い合わせください。

価格改善クラウド
プライスハック監修

この記事の監修者

プライシングスタジオ株式会社CEO 高橋嘉尋

プライシングスタジオ株式会社CEO

プライシングスタジオは、B2B向け価格改善クラウド「Pricing Sprint」の開発・提供や、様々な産業へのダイナミックプライシング受託開発・導入サポート事業を展開している。また大手飲食チェーン店をはじめとする様々なクライアントに対し、プライシングコンサルティングを実施している。

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