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デシル分析とは|顧客分析に使用される手順・RFM分析との違い

2020/12/29 (更新日:2022/03/15)

顧客分析に使用されるデシル分析について、デシル分析とは何か、メリット、手順を紹介します。


プライシングスプリント

デシル分析とは

デシル分析とは、顧客分析をする際に使用され、すべての顧客の購買金額を10等分し、各グループの購入比率や売上構成比を分析することです。購入比率や売上構成比を知ることで、売上に貢献している顧客層がわかり、マーケティング活動に関する費用対効果の改善や自社課題の発見できることがあげられます。

「デシル」の語源はラテン語で、「10等分」という意味です。例えば、デシリットル(dL)は、リットルの10分の1の意味で使われています。

デシル分析は、顧客分析の中でも比較的簡単な手法といわれています。

デシル分析のメリット

デシル分析により限られた資源の中で、より費用対効果の高いマーケティングをおこなえます。

例えば、下位グループに対してのみクーポン配布をして、購入金額の向上を図るといった戦略が可能です。

デシル分析とRFM分析の違い

デシル分析と類似する方法に「RFM分析」というものがあります。

RFM分析とは、顧客の最終購入日(Recency)・購入頻度(Frequency)・購入金額(Monetary)の3つの指標からデータを読み解く分析です。

デシル分析が、購入金額だけの分析であるのに対し、RFM分析は3つの指標があるため、デシル分析より正確に顧客理解をできます。

デシル分析の手順

デシル分析の手順は次の3ステップです。

1.全顧客の購買データを用意
2.購買データを購入金額の高い順になれば、10等分する
3.各グループの購入比率や売上構成比を算出

以上の作業となるため、非常に簡単に算出できます。

注意点としては、購買データの対象期間を長くしすぎると、現状と異なる可能性が出てきてしまうため、対象期間を事前に絞り込まなければいけません。

まとめ

デシル分析とは、顧客分析をする際に使用される分析手法で、すべての顧客の購買金額を10等分することで、各グループの購入比率や売上構成比を知れます。

メリットとして、他の分析手法よりも比較的に簡単に分析が可能であり、顧客をセグメントごとにわけるはマーケティング活動に関する費用対効果の改善などが見込めることがあげられます。

価格戦略・プライシングについてお悩みの事業者様は、一度プライスハックにお問い合わせ・相談してください。

プライスハック監修

執筆者

高橋 嘉尋

プライシングスタジオ株式会社

代表取締役社長

これまでリクルートをはじめとする大手企業から中小企業まで数十サービスの価格決定を支援。また、公的機関、学会、雑誌などへのプライシングに関する論文提出や講演会、寄稿などを通じ、プライシングに対するノウハウを積極的に発信。慶應義塾大学在学中に起業。

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