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ARR(年間経常収益)とACV(年間契約金額)の違いとは

2020/12/29 (更新日:2021/09/29)

企業の収益状況を表す2つの指標、ARR(年間経常収益)とACV(年間契約金額)の違いを解説します。

ARR(年間経常収益)とACV(年間契約金額)の違い

ARRは、1年間契約した場合に見込める経常収益を表します。ARRを求める際は、ある月の経常収益をもとに、1年間契約した場合の収益を計算することが多いです。ARRを活用すると、企業は、自社の成長を知れるうえ、その年に見込める収益を推定できます。

一方、ACVは契約した顧客から将来的に得られる経常収益の1年分を示します。ACVは、顧客1人ずつに着目し、契約により確定している1年間に得られる収益を求めます。

ARRとACVの算出方法の比較

ARR=MRR(月間経常収益:1ヶ月間の経常収益)×12ヶ月
ACV=月額料金×利用期間n(1ヶ月≦n≦12ヶ月)+オプション料金(初期費用など)

顧客A:月額5,000円の契約を2年間
顧客B:月額5,000円の契約を2年間+初期費用10,000円(初年度)

<顧客Aの場合>
ARR=60,000円(5,000円/月×12ヶ月)
ACV=60,000円(5,000円/月×12ヶ月)

<顧客Bの場合>
ARR=60,000円(5,000円/月×12ヶ月)
1年目のACV=70,000円(5,000円/月×12ヶ月+10,000円)
2年目のACV=60,000円(5,000円/月×12ヶ月+0円)

ARRとACVの利用タイミングの違い

ARRとACVは、利用すべきタイミングが異なります。

ARRとACVそれぞれの、特に使うべき時について解説します。

ARR:事業の成長を測りたいとき

ARRの利用は、企業の成長率を測りたいときに適しています。ビジネスの収益状況が健全かどうかを検証し、そして企業の目標から逆算して求められる成長速度を計算することができます。

特に、サブスクリプションサービスの場合、得られるARRは価格戦略やビジネスモデルの土台になり得ます。ARRを理解することで、サービスの成長状況が把握可能です。

また、ARRは長期的な計画を立てるのに活用されますが、その月間版であるMRR(Monthly Recurring Revenue)を活用すれば、短期的な計画を立てることもできます。

ACV:契約状況を確認するとき

ACVは企業の契約状況を確認するのに役に立ちます。正確に契約によって得られる収益を計上しているため、自社の契約状況の確認に適しています。

まとめ

ARRとACVは、どちらも1年間の収益を表す指標ですが、現在の経常収益から、年間での経常収益を予測するARRと、契約した金額から年間で得られる収益を求めるACVは異なった指標です。

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プライスハック監修

執筆者

高橋 嘉尋

CEO at プライシングスタジオ株式会社

プライシング専門メディア「プライスハック」を監修するなど、プライシングに関する専門知識が豊富。プライシングスタジオの全案件にて、クライアント企業の価格課題分析 及び プライシングのアドバイザリー業務を担当。コンサルティング経験としては、飲食業界のプライシングに関する長期プロジェクトに参画し、売上改善を達成。

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