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値下げは危険?安易な値引きがデメリット・リスクである理由

2020/12/22 (更新日:2021/09/03)

販売戦略として「値下げ」は時には有効な戦略になりえる場合もありますが、リスクをともなう場合が多くあります。この記事では3つの観点から値下げの危険性を解説します!

値下げを検討する前に

商品・サービスの値下げを検討するとき、販売数の増加・新規顧客の獲得などの意図があるかもしれません。

しかし、値下げは「長期的に収益をあげにくなる」リスクがあります。次の3項目から、その理由を解説していきます!

  • ①利益率が低下する
  • ②価格競争につながる
  • ③ブランド価値が落ちる

値下げによるリスク・危険性

利益率が低下する

値下げをすると、商品・サービスの1単位あたりの利益率は低下します。一時的には販売数が増加して全体としての利益は増大するかもしれません。

しかし、一度値下げをしてしまうと、もとの価格に戻した場合でも、顧客に「値上げ」だと捉えられてしまう危険性があります。その結果、利益率が低い状態から脱するのが難しくなります。

価格競争につながる

値下げによって購入してくれるようになった顧客の多くは、「価格の安さ」が購入時のポイントです。そのため、競合価格が自社よりも下回った場合、他社商品・サービスに乗り換える危険性があります。

そして、そのような顧客を獲得しようと、複数の会社が対抗して値下げしてしまうと、価格競争に突入しかねません。互いに価格の安さで顧客を引き付け合う価格競争は、無駄な利益率の低下などの大きなリスクを抱えています。

ブランド価値がおちる

値下げには、顧客の感じる価値を下落させてしまい、むしろ購入を妨げるリスクがあります。

価格には価値を暗示的に伝える効果があります。普通のセーターでも、50,000円のセーターと言われると、「良質なセーター」と感じると思います。一方、1,000円のセーターだと「質の悪そうなセーターだな」と思ってしまうでしょう。このように、値下げをして安く販売しようとすると、価値が低い商品だと思われてしまうことがあります。

そのため、値下げをしてでも販売量を増やしても、あまり販売量が増えない、もしくは「質が悪い」と思われてむしろ販売量が減ってしまうリスクがあります。

また、高級ブランドの商品の場合、手が届きにくいこと自体が価値の一部になっていますが、値下げによってブランドが落ちてしまうと、長期的に価格が高くても買ってくれるはずだった顧客を逃してしまう危険性もあります。

まとめ

値下げは、企業が販売量を増やそうと思った際に検討される価格戦略・販売戦略です。

しかし、解説してきたように、安易な値下げは大きなリスクを抱えています。値下げは、利益率の低下をもたらすうえ、仮に顧客を得られても、競合との価格競争につながる危険性があります。さらに、ブランド価値の低下も長期的な収益減少につながります。

もちろん効果を発揮する場合もありますが、リスクを知っておく必要があるでしょう。

また、値下げをせずに消費者に安い価格で販売する戦略として、割引戦略が挙げられます。詳しくはこちらの記事で解説しています。


プライスハック監修

執筆者

高橋 嘉尋

CEO at プライシングスタジオ株式会社

プライシング専門メディア「プライスハック」を監修するなど、プライシングに関する専門知識が豊富。プライシングスタジオの全案件にて、クライアント企業の価格課題分析 及び プライシングのアドバイザリー業務を担当。コンサルティング経験としては、飲食業界のプライシングに関する長期プロジェクトに参画し、売上改善を達成。

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